とりあえず書き溜めてあるぶん貼っていく
繁華街でスナックを経営している母親が女手一つで私と兄貴を育ててくれた
∩
( ゚∀゚)彡 フレー!フレー!!
⊂彡
あんがとー
近所のおばちゃん達が目をかけてくれて
週末遊びに連れていってくれたり
夜ご飯を作ってくれたから
勿論母親も昼間、勉強教えてくれたり一緒にお菓子作ったりしてくれた
でも寂しい思いをしないですんだのは兄貴が構ってくれたから
当時Jリーグが流行っていたのに兄貴はサッカー部にも入らず
私と遊んでくれた
兄貴が友達と遊ぶ時には連れていってくれたんだ
私「何でサッカーチーム入らないの?」
兄貴「お金も時間ももったいないじゃん!」
私「でも皆やってるよ?」
兄貴「よそはよそ!うちはうち!」
いつでも優しく明るかった兄貴
分かりやすく不良の道に入り、暴走族の真似事みたいな事をやってたwww
私「兄貴の制服って何で短いの?何でズボンだぶだぶなの?」
兄貴「これ読んでみ?」
渡されたのは湘南純愛組でした…
兄貴は母親の店の手伝いを始めた
まだ小学生だった私は夜中寂しくなると
枕とヌイグルミを持ってスナックのスタッフルームに行き
お姉さん達に絵本を読んでもらいながら寝ていた
兄貴はよくお客さんにイジられてた
うちの母親は滅多に怒らなかったけど
盗みや嘘を付いた時は絶対に許さなかった
正座して何時間泣いても絶対に許してくれなかった
兄貴は私にしょっちゅう怒った
おもちゃ仕舞わないと
兄貴「何でこれ出しっぱなしなの?」
私「後で片付けるよ!」
兄貴「違う違う。俺が聞いてんのは、何で出しっぱなしなの?って聞いてんの」
私「片付けるのがめんどくさかったから…」
兄貴「どうせ後で片付けるなら、今やっても一緒でしょ?面倒臭い事は先にやりなさい!」
信号無視して飛び出したりすると
兄貴「おい!飛び出してんじゃねーよ!」
私「ごめんなさい。」
兄貴「こーゆー道路渡る時はどうすんだっけ?」
私「右見て左見て右見る。」
兄貴「そうだろ?それでも死んじゃう子いるんだからね?」
と細かく必ず説教してきた
今思うと母親の負担を減らす為だろうし、父親の変わりになろうと頑張ってたんだと思えるが
珍しく我が家に怒号が飛んだ
昼間から兄貴と母親が喧嘩をしていたんだ
私は怖くなって隣の部屋から盗み聞きしか出来なかったんだけど
要は高校進学の事でもめていた
兄貴は就職を希望していたが
母親は進学させたかったらしい
どんな底辺高校でも良いから高卒は取れと
学費の事を心配していたみたいだけど
中学3年間お店を手伝ってくれた給料だ
と母親が分厚い封筒を出した事で収まった
いくら入っていたのかはいまだに知らない
中学に入ると教師からそっこーでマークされた
兄貴の妹か
って事でwww
例外なく私もグレたwww
でも毎日充実していた
母親との約束通り、スナックの手伝いをさせてもらえたから
お店の掃除とつり銭の確認
お姉さん達に電話して出勤の確認
お酒や備品の発注
私が分からない事があると兄貴は何度でも丁寧に教えてくれた
仕事に関しては私がミスしても絶対に母親も兄貴も怒らなかった
準備が終わる頃には私はクタクタだったけど
兄貴が内緒だよ?といって
開店まで店のカラオケで遊ばせてくれた
と漠然と考えていた頃
兄貴が高校を辞めた
というか退学になった
原因は上級生からカンパを回された事に腹を立てて
上級生の教室で暴れたらしいwww
当然返り討ちにあったのだが
一人ずつ闇討ちして傷害事件になった
母親は珍しく泣いた
毎日朝帰りでお店に来なくなった
数ヶ月後家を出ていって一人暮らしを始めたんだ
この時、兄貴が何をしていたのか知ったのは一年後の話
へむへむ
メチャクチャ遊んだ
中学の時にすでに処.女.を捨てていたクソビッチな自分は
DQN特有の「食った男の数がステータス」みたいな
訳のわからんプライドと使命感に駆られ
毎日男をとっかえ引っ変えしてた
昼間は男と遊び夜は母親の手伝い
当然不登校になり出席日数が足りず高3の途中でで留年確定した
兄貴にご飯に誘われ居酒屋に入った
そこで散々説教をされたが私は高校を辞める事を決めた
良い機会なのでずっと疑問に思っていたことを兄貴にぶつけた
私「最近なにやってんの?」
兄貴「ん?ホスト」
私「え?」
兄貴「ん?ホストだってwww」
まぁ薄々気付いていたけど
書類を見せられると兄貴は売上1位を半年間キープしていた
兄貴「お前もさ18歳になったら本格的に水商売やんない?」
私「え、良いの?」
兄貴「っつーか俺達サラブレッドじゃん?wwwやんないと勿体無いだろ?」
私「うん、やる!」
兄貴「俺の系列のキャバで働けば俺も安心だしな。」
私「ありがとう!」
兄貴「でも2つだけ条件ある。」
私「なに?」
兄貴「一個は俺のマンションから出勤する事。部屋もあまってるし。オカンに負担かけてらんねーだろ?」
私「え、良いの?」
兄貴「もう一個は、大検取る事。高卒は無理でも大検は取りなさい。」
私「…わかった。」
兄貴「じゃあ引っ越したくなったら連絡して!」
私「はーい!」
まず母親に伝えると
母親は兄貴から全部聞いていたらしく笑顔でうんうん言いながら
頑張ってね
と一言だけくれた
後に知ったが兄貴が家を出ていってから
母親と週1で飯食ってたらしい
といっても私の引っ越し先は今の家から15分程度
母親の店も兄貴の店もある繁華街なんだけど
それでも私には一大イベントだった
お菓子を買って挨拶周りに行くと
どの家でも
昨日兄貴君が挨拶来てくれたのよー
と言われた
ロビーにはコンシェルジェ?的な人がいた
兄貴に案内してもらって部屋に入ると
ドラマのセットの様な部屋でとにかく驚いた
でも一番驚いたのはあまりに簡素な家具達
全部白か黒で無駄の無い配置
兄貴っぽいといえばぽいけど生活感がなさすぎ
スーツを来たコワモテのオッサンとイケメンが部屋に来た
コワモテが私が働くお店の店長で
イケメンは兄貴の店の社長
そこで簡単な面接みたいな事を3分ぐらいやって
2時間雑談していた
私「髪の毛そんなんで良いの?」
兄貴「あぁ、ヘアメあるから平気」
私「ヘアメ?」
兄貴「つーかドレス買ってやるから出るよ?」
コワモテとイケメンは、また夜に!
といって別れ兄貴に案内されるままキャバ嬢ショップに行き
靴やドレスやネックレスを沢山買ってもらった
兄貴「毎日来てくれるお客さんが、毎日お前の同じ姿見たくなくね?」
私「でもさ…」
兄貴「ナンバーに入ったら返せよwww」
そのまんま買ってもらった服を持って初出勤した
兄貴から営業メールの送り方やアフターの断り方
男の値踏みの付け方
人を惹きつける方法とか
とにかく色んな事を教えてもらった
無事に大検を取得する事が出来た
てか、ぶっちゃけ大検とか想像より簡単だったwww
楽しくて仕方なくて
お店のお姉さん達にも沢山可愛がってもらった
そんな生活が3年続いたある日
前々から医者に注意されていたみたいなんだけど
イケメン社長から現役引退して、経営に回らないか
と言われていたらしいが兄貴は断り続けていたみたい
心身衰弱してた
私も母親も
告別式も終わり、一息付いた頃
母親に呼び出され久しぶりに実家に帰った
週1の休みを使ってちょくちょく母親の店を手伝ってたらしい
もしもの為にという事で
母親に新しい口座を作らせ、そこに貯蓄をしていて
もっていた証券等の名義を全て母親に移していたらしく
その総額を合わせると、とんでもない金額になった
母親と兄貴が最後に会った時
私に大学に進んで欲しい
と言っていたそうだ
あれだけ貯えがあれば予備校も学費も問題ないはずだと
結婚式費用まで別に用意されていた
この時始めて泣いた
母親と大声出して泣いた
土下座までされて、週末だけでも出て欲しいと頼まれた
条件付きで店に残ることに決め
翌日には予備校に申し込み通い始めた
とにかく勉強した
お店の子達が心配して差し入れを家に持ってきてくれるくらい
時間を勉強に捧げた
まぁ美談ぽく書いたけどwww
要はDQNから産まれたDQN2匹が
底辺で勝手に足掻いてたって話ですわwww
書き溜め以上なので何か質問あれば答えます
客と寝たよーwww
んー今はまだ子供を求めてないけど
もし授かったら仕事辞めて専業になると思う
血栓が出来てたらしいです
私的には最高の兄貴だったけど世間的にはどうなんだろ・・・
シスコンである事は間違いないねwww
おいwww
兄弟じゃなくて兄妹なwww
優しいね・・・
想像絶する程の喪失感と絶望感だよ
大事にしろとは言わないけど沢山思い出残してね!
共感してもらえて素直に嬉しいwww
家庭環境とか境遇も似てるのかな?
そして私も今は主婦やりながら働いてるw
書くとありきたりなんだけど、なんとなくにてるって思ったんだよね
そかそっか
やっぱりこーゆー境遇の人って多いんだねwww
旦那さんとも仲良くね!!
結果
兄貴→刑務所
俺→ホスト
妹→DQNと結婚して子供二人
本当母子家庭ってまともには育たないよね。>>1の兄貴は本当にすごいと思うわ
全母子家庭育ちを否定したな
>>64
母子家庭で育った子供って統計的に離婚率高いんだよね
それって小さいときに与えられた愛情や教育が
大きく影響していると思う
うちは兄貴が父親代わりになろうと身を削ってくれたし
口うるさく怒ってくれたからひねくれなかったけど…
否定というかまともには育たないってことよ。
それにやっぱり父親がいる家庭って羨ましいとも思うし
普通に頑張って生活している母子家庭もたくさんあるよ
やる気次第で人生って決まるんだなって
心に響いた
で>>1は今何歳?
灯台落ちたら就職予定。
やっぱり甘えが無いし根性が違った。
お兄さんのことは残念だけど苦労した分幸せになってください