【感動する話】ワイと嫁との７日間戦争

やっぱ戦犯は塾やったわ。
東大理三も今からやれば十分行けるとか言われてた。
国公立医学部だったら絶対に行けるだとさ。
だから系列の上級塾に入れって言われてるそうだ。
塾の金が3倍になって家から5駅も離れてる。
土日はほぼ終日勉強だそうだ。
まじで糞食らえなカリキュラム。

今のところの嫁の主張。
・上の塾に変える。
・部活ダメ。今は勉強。
・医者になれ。多くの人のためになる尊い仕事。
　なれる実力があるならなるべき。
・娘も中学に入ったら塾に行かせる。バレエは終わり(勝手に決めてる)

俺の主張。
・子供の人生は子供に決めさせろ。
　やりたいことは社会に反しない限りやらせてやるのが親の務め。
・もうすぐ15の息子の人格を否定するな。本人の意志を尊重しろ。
・勉強ばかりやって人間関係を疎かにしては社会でやっていけない。
　勉強も大事だが人付き合いも大事。
・息子は成績を維持するだけでなく少しづつ上げている。本人の努力を認めろ。

息子の主張。
・自由にさせて下さい。成績は絶対に落としません。
・やりたいことは決めているから勝手に俺の進路を決めるな。
・勝手に部屋に入って道具を持ちだしたことも親とはいえ許せない。
といったところで若干汚い言葉を言い始めたので息子は退場させた。

嫁と息子の間の亀裂は想像以上なもの。
普段は温厚な息子も道具持ちだされて捨てたとか言われたことが第一に怒ってるよう。

普段は成績表やテストの点数しか見ないから息子がここまでベタ褒めされたのは素直に嬉しいな。
ただ、それとこれとは別。
本人の意思なき進路は同意できない。
本人の生活を尊重した上で生活にあった勉強を提示してくれるなら考えるといった感じで終わらせてきた。

帰って嫁を外に連れ出して話し合った。
医者が～というのは例題として出しただけってこと、息子の成績が予想以上に良いことは分かった。
それを踏まえた上で息子の生活を尊重し、息子が上の塾に行きつつ部活もするって言えばそれならどうか？
という話をしたところ分かりましたということで同意を得た。

で嫁を返して今度は息子を連れ出して、成績が伸びてることとトップクラスであることまずは褒めた。
たぶん俺が中学の時より確実に賢い。
それを踏まえた上で将来のことを考えて上の塾に行くかどうか考えるように伝えた。
上の塾に行く行かないは部活に関係ない。部活に過度に影響を与えるような塾のカリキュラムは組まないようにできる。
将来の進路はお前の自由だけど、勉強ができるということはそれだけで世界が広がる可能性を秘めてる。
だからお父さんは上の塾に行ってみても良いのではないかと思ってるって感じで話した。
最後に決めるのはお前だから。15歳になるのだから昔の元服。そろそろ親に頼らず物事決めることも必要。
親としてお前の判断を尊重するって伝えた。

上の塾に行っても行かなくても俺は息子の判断を尊重するし、嫁にこれ以上干渉させる気はない。
これはもう決意した。

ちょっとお茶してくる。